平凡な日常です。(富山県在住)

by スイミー

冬の星座

浅田次郎は私の好きな作家の1番目です。
最近はお小遣いの都合上、ハードカバーは買いませんが(買えない)
文庫本は見つけたら即・購入!

先日も短編集を買いました。
帯カバーに
「浅田次郎の小説は読者を泣かせるから偉いんじゃない。
涙の理由が、自分でもわからないから、凄いんだ。」(桜庭一樹)
と、書かれていました。
一気に読むのが勿体なくて、一日一編ずつ~☆

昨日は読み終わった途端、自分でも気付かぬうちに涙が・・・
主人公が祖母のお通夜に出ての帰り道
祖母に教えてもらった歌を夜空を見上げながら口ずさむ場面。
その歌詞の美しさに感動しました。
もともとはヘイス作曲の“楽しいラブソング”だったそうです。
それが堀内敬三さんの翻訳(?)でこのように格調高い言葉
紡ぎ直されたのです。


<冬の星座>

木枯とだえて  さゆる空より

地上に降りしく  奇しき(くすしき)光よ

ものみないこえる  しじまの中に

きらめき揺れつつ  星座はめぐる



ほのぼの明りて  流るる銀河

オリオン舞い立ち  スバルはさざめく

無窮をゆびさす  北斗の針と

きらめき揺れつつ  星座はめぐる 



子供の頃に学校の音楽の時間に習ったときは
その言葉の意味にも美しさにも無頓着で歌っていました。
今、こうして大人になって改めて、詩を見直すと
その日本語表現の豊かな情緒に感動します。

現在の学校ではこうした歌は現代事情には合わず古いと言う理由で
教科書から消えているのでしょうか。
このように美しい言葉に触れない子供たちは不幸かも知れません。

冬の星座クリックすると動画が出ます。



子供の頃
『モノミナイコエル』の部分がさっぱりわかりませんでした。
何かの呪文のようにしか聞こえませんでした。
今回、初めて・・・それが
「もの(物、者)皆、憩える」ではないかと感じました。

遅過ぎ!(ですか?)
by pcnsumie | 2011-02-04 21:48 | 雑談